4月 春の焼岳バックカントリースキー!
今回は、落石の巣窟と化した下堀沢を避けて、中堀沢と下堀沢の間にある尾根を滑りました。
焼岳バックカントリースキー 中堀沢と下堀沢の中間尾根ルート
最高点の標高: 2276 m
最低点の標高: 1329 m
累積標高(上り): 997 m
累積標高(下り): -1149 m
総所要時間: 06:14:26
BCルートラボ
地形図へのハイクアップ・滑走ルートのメモ書きも公開中です!
中の湯温泉旅館裏からスタート
前日は中の湯温泉旅館に泊まり、ゆっくり準備して出発しました。少しゆっくりしすぎたかもしれません笑
中の湯温泉旅館の裏からスタートします。
![焼岳BC 中の湯温泉旅館から入山](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/01_焼岳BC_中の湯温泉旅館から入山.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
中の湯ルート登山口へ林道をショートカットしながら登っていきます。
朝イチは雪が硬そうでしたが、私たちが出発するときには緩んでいました。
中の湯ルートで登る
基本的には夏道と同じ中の湯ルートで登って行きます。
林道はすでに除雪済みでした。
![焼岳BC 中の湯登山口](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/02_焼岳BC_中の湯登山口.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 中の湯登山口 噴火警戒](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/03_焼岳BC_中の湯登山口_噴火警戒.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
スタート直後は緩やかですが、すぐに急登です。
雪解けが進んでいる様子で、笹が出ている箇所も多かったです。
![焼岳BC 中の湯ルート](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/04_焼岳BC_中の湯ルート.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 中の湯ルート 出だしの急登](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/05_焼岳BC_中の湯ルート_出だしの急登.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
美しい木々の中を歩いて行きます。ただし、春の雪は汚い笑
![焼岳BC 中の湯ルート](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/07_焼岳BC_中の湯ルート.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 中の湯ルート](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/08_焼岳BC_中の湯ルート.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
ルート上には、赤布テープがついていました。
トレースもがっつり残っていました。
広場 – 標高2037m台地 に到着
山と高原地図には広場と表記されている、標高2037mの台地地点に到着しました。
ここから見る焼岳がとても好きです。
北峰から白煙がモクモクしてます。
![焼岳BC 標高2037m台地](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/10_焼岳BC_標高2037m台地.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
今回は北峰ではなく、南峰を目指します。
![焼岳BC 標高2037m台地から登り出し](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/11_焼岳BC_標高2037m台地から登り出し.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 標高2037m台地から標高2318mを目指す](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/12_焼岳BC_標高2037m台地から標高2318mを目指す.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
標高2318mからドロップする
標高2318m付近の地点からドロップしました。
南峰から下堀沢出合の少し上まで滑走します。
![焼岳BC 標高2318m](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/13_焼岳BC_標高2318m.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
![焼岳BC 標高2318mからドロップ](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/14_焼岳BC_標高2318mからドロップ.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
雪はほどよく緩んでおり、快適に滑ることができました。
![焼岳BC 標高2318mからの滑走ライン](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/15_焼岳BC_標高2318mからの滑走ライン.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
滑走ラインを振り返る。焼岳がかっこよい。
中堀沢と下堀沢の中間尾根へ
この記事では便宜上、中間尾根と呼んでいますが、特にこの尾根に名称はありません。
尾根に取り付くため、南斜面を滑走し下堀沢に入る前にスキーヤーズレフトに進路を取ります。
崖下のクラックに注意
取り付く場所の上部はかなり大きなクラックが入っていました。
![焼岳BC 中堀沢と下堀沢の間の尾根に取り付く](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/16_焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根に取り付く.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
トラバースして尾根に取り付きました。
![焼岳BC 中堀沢と下堀沢の間の尾根に取り付く トラバース](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/17_焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根に取り付く_トラバース.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 中堀沢と下堀沢の間の尾根を滑走する](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/18_焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根を滑走する.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
下堀沢の中に入ってしまうと脱出が困難です。
尾根の上を滑る
左右に沢地形がありますが、尾根上を滑って標高を落として行きます。
4月で気温が高く、標高は低くなってくると雪が重いです。
そして、なかなかタイトルなツリーランが続きます。
![焼岳BC 中堀沢と下堀沢の間の尾根に タイトなツリーラン](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/19_焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根に_タイトなツリーラン.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 中堀沢と下堀沢の間の尾根 下部](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/20_焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根に_下部.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
笹が出ていたり、木の枝や葉っぱが落ちているので注意が必要です。
さすがに快適な滑りとは言えない笑
標高1501m地点の付近で、雪が切れている箇所がありました。
板を外して、飛び降りました。高さはないので特に問題はありません。
![焼岳BC 梓川にかかる橋を目指す](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/21_焼岳BC_梓川にかかる橋を目指す.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 梓川にかかる橋を目指す](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/22_焼岳BC_梓川にかかる橋を目指す.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
梓川に到着
板を外したポイントからすぐに林道に出ることができます。
そして梓川に到着。
梓川の橋までなんとかスキーで滑り切ることができました!
![焼岳BC 梓川にかかる橋](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/23_焼岳BC_梓川にかかる橋.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 梓川](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/24_焼岳BC_梓川.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
釜トンネルを抜けて Finish !
あとは林道を歩いて、帰るだけです。これがつらいのですが笑
![焼岳BC 林道を歩いて下山](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/25_焼岳BC_林道を歩いて下山.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
![焼岳BC 釜トンネル](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/26_焼岳BC_釜トンネル.webp?resize=1200%2C800&ssl=1)
ヘッドライトが必要?
入口のライトが点灯していてヘッドライトを使用しないでトンネル内に入りました。
途中ライトが切れて、真っ暗になる区間が数100mほどありました。携帯電話のライトで乗り切ってしまいました。
YAMAP 活動日記・ルート詳細
YAMAPでも活動日記やルート詳細を公開しています。
焼岳バックカントリースキー 中堀沢・下堀沢間の尾根で梓川へ-2022-04-10 / drop inさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
まとめ
久しぶりの焼岳バックカントリースキー、とても楽しかったです。
2019年の2月に焼岳に来たときは、私はスノーボーダーでスプリットボードで来ていました。
余談ですが、中の湯温泉旅館が最高でした。温泉良し、飯良しです。
下堀沢について
4月の下堀沢はなかなか危険なのかと思っています。
今回も事前にSNS等で情報収集していましたが、落石がひどいという情報が散見されました。
下堀沢出合は綺麗な斜面(地獄の入口)
登りで下堀沢出合を確認すると、とても綺麗な斜面でした。
メローな沢地形、これはバックカントリースキーヤーもスノーボーダーも吸い込まれるわと思いました笑
![焼岳BC 下堀沢出合](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/91_焼岳BC_下堀沢出合.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
下堀沢 下部は落石地帯
下山の林道で確認した下堀沢の下部です。
これはひどい…といった状況。
下山のタイミングが同じだったスキーヤー2人にお話を伺いましたが、落石がひどくて板を外す場面もあったとおっしゃっていました。
![焼岳BC 下堀沢 下部](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/92_焼岳BC_下堀沢_下部.webp?resize=1024%2C683&ssl=1)
下堀沢の適期はいつ?
わかりません、教えてください!笑
4月に入り、左右の壁の雪が落ち始めると落石のリスクも上がるしダメそう…。
2月後半〜3月あたりが適期なのかもしれないですね。
厳冬期・焼岳 下堀沢の記録
下堀沢を滑った(季節外れの雨によるデブリで散々だった)際の記録です。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
2019.02.11 焼岳バックカントリースキー | 下堀沢 – 中の湯温泉からフルハイク
![](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/焼岳BC_下堀沢.jpg?fit=300%2C158&ssl=1)
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