冬はアクセスに難儀する焼岳バックカントリーのルートレポです。
めちゃくちゃハードでした!
行程が長いのはもちろんなんですが、
ツアーの少し前に降った季節外れの雨の影響で雪崩があり、デブリランドと化してました。
それでは、修行系ツアーを振り返っていきます。
焼岳バックカントリー 下堀沢・ワンデイツアー
今回は番亭さんの焼岳ツアーに参加してきました。
中の湯温泉から林道を進み、夏道を辿って標高を上げて南峰を目指します。
最高点の標高: 2304 m
最低点の標高: 1334 m
累積標高(上り): 1340 m
累積標高(下り): -1518 m
総所要時間: 10:16:17
BCルートラボ
地形図へのハイクアップ・滑走ルートのメモ書きも公開中です!
厳冬期の焼岳はアクセスが大変!
日帰りで行きたいが、まず車をデポすることができない。
フルハイクのため早朝スタートが絶対条件だが、その時間はタクシーがやっていない。
そんな中で目に留まったのが、番亭さんの焼岳ワンデイツアーです。
冬季焼岳登山について
中の湯温泉の駐車場が、駐車料金800円で朝6時から利用可能だそうです。(要予約)
沢渡駐車場に集合
集合は、朝4時半に沢渡駐車場。
今回は車を放置できないので、
送迎係の人がいて中の湯まで送迎してくれました。
我々が登っている間は、沢渡でずっと寝て待っていたそうです笑
中の湯温泉を出発
人数も多く、送迎に時間を要し6時すぎにスタート。
林道をショートカットしつつ、夏山の登山口を目指します。
夏道をハイクアップ
基本的には、夏道をハイクアップして行きます。
内陸特有の粉雪で湿気を含んでいないため、
急斜面ではシールが効かず苦戦しました。
![焼岳 林道をハイクアップ](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_01.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
標高1900mを過ぎた地点です。
もうすぐ標高2000mの開けたポイントに到着します。
標高2000m地点に到着
![焼岳 平な地点で休憩](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_03.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
標高2000m地点。
上を眺めてみますがガスガスで何も見えません。
今回はピークからではなく、標高2318mあたりからドロップ予定なので、
夏道から外れて直登していきます。
南峰直下
標高2300m地点に到着!
ここでスプリットボードをライドモードに切り替えます。
![焼岳 南峰直下](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_04.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
ドロップ待ち。
最初はスキーヤーズレフトの斜面を降りる予定が
デブリがあるということでライトに変更。
![焼岳 南峰直下 下堀沢へ滑降](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_05.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
こちら側の斜面にドロップします。
![焼岳 南峰直下 下堀沢へドロップ](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_22.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
![焼岳 南峰直下 下堀沢へ滑走中](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_21.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
気持ちの良いパウダー!
さらっさらです!
![焼岳 下堀沢 上部](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_07.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
最初の1本とちょっとを滑ると、そこはもうデブリランドでした(笑)
ナチュラルパイプの下堀沢改めデブリ地獄の下堀沢
雨で重くなった雪が雪崩たようです。
その後気温が下がってゴチゴチに凍ってました。
もはや岩でした…
![焼岳 下堀沢 中間部 デブリ跡](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_08.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
![焼岳 下堀沢 中間部](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_09.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
標高1900mを切りました。
標高1600m付近の堰堤
![焼岳 下堀沢 堰堤](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_10.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
ここの堰堤は、一度板を外して高巻きで回避しました。
ここから梓川の出合いまであと少し。
![焼岳 下堀沢 下部](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_12.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
デブリはなく、比較的スムーズに滑走できました。
斜度がないので、ルートファイティングを誤らないように注意します。
ボードはこういうところに弱いですからね。
梓川
![焼岳 梓川出合](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_11.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
梓川に出ました。
結構雪で埋まってますが、さすがに渡れませんでした。
一休みして、ここより上流にかかる橋を目指して平坦な道をハイクします。
![焼岳 梓川にかかる橋](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2019/05/190211_13.jpg?resize=512%2C342&ssl=1)
橋に到着。
あとは林道歩いて釜トンネルをくぐってゴールです!
YAMAP 活動日記・ルート詳細
YAMAPでも活動日記やルート詳細を公開しています。
穂高岳・槍ヶ岳・上高地-2019-02-11 / drop inさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
まとめ
アテンドしてくださった番亭ガイドの皆様、ありがとうございました〜!
またリベンジします!必ず!
デブリのない時に(笑)
今回はとても良い経験ができました。
他の焼岳バックカントリースキー記録
2022.04.10 焼岳バックカントリースキー | 中堀沢と下堀沢の中間尾根を滑り梓川へ
![](https://i0.wp.com/the-drop-in.com/wp-content/uploads/2022/04/焼岳BC_中堀沢と下堀沢の間の尾根_v3.jpg?fit=300%2C158&ssl=1)
コメント