MYOGをしていて、背面パッドに何を採用すべきか考えてみたいと思います。
自作バックパックの背面パッドに何を採用するか
まず、背面パッドに関する情報が少ない。
検索しても、なかなか良い情報がヒットしない…
考えられるパターン
- ポリエチレンフォームを採用する
- スリーピングマット(クローズドセルマット)で代用する
- 背面パッドなし
ポリエチレンフォームを採用する
調査したところ、ポリエチレンフォームが使われることが多いようです。
しかし具体的な製品名まで書いていないことも多いです…
PE ライト
OGAWAND の INFORMATION ページに以下の情報がありました。
ただ、現在は取り扱いがないのか、該当の商品は見つかりませんでした。
2014-08-19 マテリアル /Material に「PE Lite Form」を追加しました。
https://www.ogawand.com/information
背面パッド用の素材であるか不明ですが、PE ライトを調べると
フォーム素材であることがわかりました。
予想ではありますが、背面もしくはショルダーパッド用の素材ではないかなと思います。
一口にPE ライトと言っても、見掛け密度によって品番が分かれています。
PE ライト A-8(グレー)- 厚さ10mm
想像よりも硬く、背面パッドとしては不採用でした。
モノタロウという通販サイトで「A-8」シリーズを厚さ10mmで購入してみたのですが、
バックパックの背面パッドにするには硬すぎました。
厚さの問題なのか、シリーズ(見掛け密度)の問題なのか…
カスタムすることができるので、5mmや8mmだと良い硬さになるかもしれません。
この硬さが良い!という好みの問題もあるので、
何とも言えませんが、おすすめはしません。
サンペルカ L-2500
100mmポリエチレンフォーム「サンペルカ L-2500」を使い、
バックパックをMYOGされている方がおりました。
丁寧に自作手順を紹介せれているので一読してみることをおすすめします!
サンペルカは、モノタロウや楽天で購入できそうです。
フローリングタイル・マット
バックパックの型紙や作成手順を紹介している記事に以下のような記載がありました。
おそらくホームセンター等で購入できるフォーム素材を指しているかと思います。
ホームセンターであれば、触って感触を確かめることもできるので好みの硬さを見つけることもできそう。
3/8” foam flooring tiles work well for the frame sheet (part H) as it is a dense foam and they are readily available. A 24”x24” tile is large enough to get the shoulder strap parts as well, although some people may find this foam a little too stiff for the shoulder straps. I’ve found that punching holes in the shoulder strap foam with a leather hole punch helps soften the straps and allows me to use the same tile for all of the needed foam.)
https://www.stitchbackgear.com/articles/easy-to-make-ultralight-backpack
翻訳
3/8インチのフォームフローリングタイルは、高密度フォームであり、すぐに入手できるため、フレームシート(パートH )に適しています。24 “x24″のタイルは、ショルダーストラップのパーツも入れるのに十分な大きさですが、このフォームはショルダーストラップには少し硬すぎると感じる人もいます。ショルダーストラップフォームにレザーホールパンチで穴を開けると、ストラップが柔らかくなり、必要なすべてのフォームに同じタイルを使用できることがわかりました。)
以下の参考サイトに画像付きで背面パッドとショルダーパッドの作成過程が紹介されているので、
見てみることをおすすめします!
スリーピングマット(クローズドセルマット)で代用する
1泊以上を想定しているバックパックであれば、
スリーピングマット(クローズドセルマット)を背面パッドとして使用する選択肢もあります。
個人的に、製品によっては日帰りであっても背面パッドとして使用するものありだと思います。
エバニュー | FPマット 100 / 125
薄くて硬いクローズドセルマットと言えば、FPマットでしょう。
100cmと125cmの2サイズもありますが、身長や好みに合わせて選べば良いかなと思います。
実際に自作したバックパックでは、FPマットを背面パッドとして使用しています。
1泊以上のテント泊を想定して自作したバックパックで日帰り登山もしますが、
嵩張らないので日帰りでもFPマットを入れて使っています。
休憩時、座布団代わりに使用することもでき、とても便利です。
Q. 100cmで短くないのか?
A. かなり短いです。これだけだと快適に寝られる気がしないです笑
テント泊では、エアーマット + FPマット という構成で寝ています。
エアーマットを岩場で直に敷くとパンクの恐れがあるので、この構成だと安心です!
FPマットをマットとして使うから採用しているというより、
背面パッドとして採用している側面が強いです。
山と道 | UL Pad 15 / 15+
軽世界最軽量のスリーピングパッドと、それに耐久性をプラスしたモデル。
FPマットのように折り畳むのは難しいかもしれませんが、
バックパックの中で円柱状に広げてパッキングすることで背面パッドのように使うことが可能です。
単純にパッキングがしにくくなます笑
そのため、背面パッドとして使う場合はFPマットの方が使いやすそうです。
少しゆとりを持ったサイズ感で設計すれば、もう少し扱いやすいかも?
MYOGだからこそできることかもしれません。
まとめ
背面パッドは、個人的にはFPマット推しです。
硬さもちょうど良く、
何より折り畳むことができ嵩張らない点が背面パッド向きかなと思います。
RipstopByTheRollでpadを探しても、特にヒットしないんだよなぁ…
検索ワードがダメなのかな…?
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